いまや全国の定食屋やコンビニに並ぶチキン南蛮ですが、生まれは宮崎県延岡市です。宮崎で食べると、県外で食べていたものとの違いに気づくはずです。

タルタルは「必須」ではない

チキン南蛮といえば白いタルタルソース、というイメージが強いですが、延岡の店ではタルタルをかけないスタイルも根強く残っています。甘酢に漬けた鶏を、そのまま食べる。これはこれで、酢の輪郭がはっきりしていて驚くほど軽い。

宮崎市内でも、タルタル有無を選べる店や、そもそも甘酢のみで提供する店があります。初めて食べるなら、まずタルタル入りを。二軒目で甘酢のみを試すと、この料理の骨格が見えてきます。

むね肉ともも肉

もう一つの分かれ道が部位です。

部位 特徴
むね 甘酢がよく染みる。軽い。枚数が食べられる
もも 揚げた衣とのコントラスト。食べ応え重視

昔ながらの店ではむね肉が使われていることが多く、「思っていたよりあっさりしている」という感想はここから来ています。

宮崎で食べるときのコツ

  • ランチタイムは地元客で混み合う。11時台か13時以降が狙い目
  • 定食で頼むと、ボリュームはかなりのもの。単品+ごはん小でも十分
  • 持ち帰りに対応している店も多く、ホテルで食べる選択肢もある

観光の合間に一度、そして帰る前にもう一度。二度食べると、店ごとの甘酢の違いがはっきり分かるようになります。それがチキン南蛮のいちばん面白いところです。